メルスモン製薬株式会社は、医療用医薬品や健康食品、化粧品の製造・販売を手がける製薬会社です。安全性と品質を重視した製品提供を行うとともに、従業員が安心して働ける職場環境づくりにも取り組んでいます。 今回は、同社にて労務管理やメンタルヘルス対応、コンプライアンス対応などバックオフィス全般を担う原島様に、「CHeck」導入の背景や実施後の感想、具体的な改善の取り組みについてお話を伺いました。(2026年3月)
| 導入サービス | 「CHeck」 |
|---|---|
| 課題 | ・ハラスメントやコンプライアンスについて実態把握がしたい ・組織として公平かつ客観的に状況を把握する手段が必要 |
| 運用 | ・全従業員(派遣社員含む)を対象に実施 ・Webアンケート+QRコードで回答環境を整備 ・専門的な知見に基づいた分析結果をもとに取締役会・経営層へ共有 |
| 継続理由 | ・匿名性の担保により本音を把握できるため ・経年比較により改善状況を客観的に確認できるため ・調査実施前からアフターフォローまで一貫したサポートがあるため |
| 効果 | ・現場のローカルルールの見直しなど、具体的な改善を実施 ・経年比較による効果検証と改善サイクルの確立 |
原島様 管理職を集めてハラスメント事例に関するDVDを視聴する、といった教育を中心に実施していました。「これは明確にアウト」「これはグレー」といった判断基準を学ぶ機会は設けていましたが、組織全体の実態を把握する取り組みまでは至っていませんでした。
そのため、アンケートの実施は「CHeck」がはじめてで、その後も継続して毎年調査を行っています。
原島様 実施の背景としては、「全従業員が安心して働ける職場環境づくりを強化する」という目的があったと認識しています。公平、かつ客観的に現状を把握する必要があると考え、外部の専門機関に依頼する形で実施することになりました。第三者機関による実施で、匿名性が担保されることも重要なポイントでした。
原島様 同様のサービスを提供している複数の会社を比較しましたが、選定理由としては主に3点あります。1つは、柔軟に対応していただける点、そしてレポートの精度、価格のバランスです。これらの観点から総合的に判断して「CHeck」を選びました。
原島様 直近では145名を対象に、Webアンケートの形式で実施しました。会社のメールアドレスを持っている従業員にはメールで案内し、メールアドレスを持っていない派遣社員などについては、QRコードから回答できるようにしています。
原島様 最も大きかったのは、匿名で回答できる安心感です。「率直に思っていることを書ける」という声が多くありました。また、回答時間が10分前後と短いため、「業務の合間でも負担なく回答できた」という意見もありました。
また、中には会社だと落ち着いて回答しづらいという社員もいるのですが、QRコードを使って自宅からアンケートにアクセスできることで、「周囲を気にせず回答できてよかった」という声も聞かれました。

原島様 私自身の感想としては、概ね予想した通りの結果が出てきていると感じました。分析結果をもとに、管理職向けの研修の見直しやルールの整備、相談しやすい環境づくりなどにつなげています。研修については経営企画部主導で実施していて、組織全体として改善していこうという動きになっています。
原島様 現時点では、従業員全体に対して一斉にフィードバックする形は取っていません。ただ、面談を希望する従業員については個別にヒアリングを行っていて、それぞれのケースに応じて対応しています。
原島様 「CHeck」に標準で付いている詳細なレポートをもとに、私の方でも補足資料を作成し、取締役会で共有しています。提供されるレポートが非常に分かりやすく整理されているため、それをベースにしながら、過去データとの比較などを加えて役員向けに集約した形で報告を行っています。
原島様 「ここは思っていたより高い」「この項目はもう少し改善が必要ではないか」など、役員からもいろいろな反応がありますが、単に結果を共有するだけではなく、そうした反応を踏まえて、どこに優先的に手を打つべきかを整理していくことを意識していると聞いています。
また、定期的に調査を実施しているため、過去との比較もあわせて見せることで、「良くなっているのか」「変わっていないのか」が分かり、意思決定にもつなげやすいと感じています。
原島様 まず改善事例として、ある部署における休憩の取り方に関するルールの見直しがあります。 現場ごとにローカルルールのようなものが存在し、休憩時間の解釈が人によって異なっていました。例えば、「休憩終了時刻には、すでに業務に戻っているべき」と考える人もいれば、「終了時刻までは休憩してよい」と考える人もおり、この認識のズレが、現場での小さな不満や摩擦につながっていることがわかりました。
原島様 該当部署のメンバーを集め、会社としての考え方を説明し、「休憩時間内はしっかり休んでよい」という認識に統一しました。このような課題は日常的で小さなものではありますが、アンケートがなければ表面化しなかったものだと感じています。
原島様 アンケートをきっかけに、外部の専門機関と契約し、カウンセリングを利用できるようにしました。従業員は会社に知られることなく、仕事や家庭のことを含めて相談できる仕組みになっています。社内の窓口だけでなく外部の選択肢も用意することで、より相談しやすい環境づくりにつながっていると感じています。
原島様 非常に満足しています。アンケートの設計段階から、実施、集計、分析、その後のフォローまで一貫してサポートしていただけるので、担当者としてはかなり助かっていますし、「調査の質を保ちながら続けられている」という安心感もあります。
自分たちだけでここまでやろうとすると、どうしても手が回らない部分も出てきますし、分析の深さにも限界があると思うので、その点は大きな価値だと感じています。
原島様 やはり一番大きいのは、続けていくことで変化が見えてくる点です。 経年比較を行うことで、会社としての取り組みが結果にどう反映されたか、変化の兆しを客観的に捉えられる点にメリットを感じています。単年では見落としがちな些細な推移も可視化されるため、課題の早期発見や実施した施策の効果検証において、非常に説得力のある指標として活用ができています。
原島様 全体としては、コンプライアンスに関する認知や理解は向上してきていると感じています。
相談窓口や方針についての認知も大きく上昇しており、各種ハラスメントに関する理解度も高い水準を維持できていることが確認できました。
一方で、ハラスメントリスクは減少傾向にあるものの、部署ごとの分析ではまだ差がみられる部分もありますので、今後は部署ごとの状況に応じた対応が必要になってくると考えています。
原島様 「CHeck」の強みは、専門的な知見に基づいた分析と、実務に寄り添ったサポートの両方を提供してくれる点だと思います。匿名性が担保されていることで従業員の本音が出やすく、その結果をしっかりと分析していただけるので、組織の状態を客観的に把握できます。
「調査して終わり」ではなく、その後の改善まで伴走してもらえる点も含めて、非常に心強いパートナーだと感じています。
お話しいただき、ありがとうございました!