日本カンタム・デザイン株式会社

ASQ
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「面白い着眼点」タイプ別診断とベンチマークによる多角的な分析で課題を可視化。具体策へ導く「ASQ」の魅力とは。

日本カンタム・デザイン株式会社は、理化学機器の輸入販売および保守メンテナンスを手掛ける、メーカー兼商社です。同社の人事総務を担当されている吉見様に、「ASQ」の導入にいたった背景や実施後の感想についてお話を伺いました。(2024年12月)

導入サービス 「ASQ」
課題 ・ES調査は過去数回実施。数値化された多角的な分析結果を得たい
・強みや弱みを可視化し、課題を明確にして改善策を立てたい
運用 ・全社員を対象に、匿名性を担保した形で実施
・ベンチマークを活用し、多角的なデータ分析を行った
効果 ・社員のタイプ別診断やベンチマーク比較により、客観的に捉えられた
・維持すべき点と改善すべき点、今後どう改善していくべきかが明確になった
・結果を全社員に公開し、組織全体で方向性を共有することができた

「ASQ」 導入の背景

ES調査は定期的に実施していたが、数値化された多角的な分析結果を見てみたかった

以前からES調査は行われていたそうですね。

吉見様 弊社ではこれまで3~4回ほど従業員調査を行っていました。間隔としてはおおよそ2年から3年に1度のペースで実施していますが、今回実施させていただいたようなES調査もあれば、ストレスチェックに近いような内容で調査を行った年もあります。いずれも、匿名性を保つために自社では行わず、外部に委託していました。

新たに調査を行うことにした理由や目的について教えてください。

吉見様 今回は、特に数値化された多面的な分析結果を見たかったというのが主な理由です。それによって、今まで見えてこなかった弊社の強みや弱み、改善点を知ることができるのではと考えました。

「ASQ」導入の決め手

多角的なデータ分析とプロの施策提言、毎年更新されるベンチマークデータが決め手に。

「ASQ」はどのように知ったのでしょうか。

吉見様 ES調査を委託できるところをインターネットで検索して、数社の資料を取り寄せました。調査を専門に行っている3社ほどからお話を聞いたのですが、そのうちの1つがアスマークさんの「ASQ」でした。アンケートの匿名性が担保されることと、調査後のフィードバックの内容を重視して比較検討を行いました。

「ASQ」の導入を決めた理由についてお聞かせください。

吉見様 重視していた「匿名性の担保」がされていた点と、フィードバックの内容が充実していた点です。検討当初から、改善すべき点や維持すべき点を客観的に可視化するためには専門の調査会社に依頼したいと考えていたのですが、中でも「ASQ」は多角的なデータ分析だけでなく、プロの人材コンサルティングからの施策提言まで得られるという点がとても魅力でした。それから、サービスの詳しい内容を伺った際に、ベンチマーク※1を毎年リニューアルされていて新鮮なデータを持っているということも決め手の一つになっています。

*1「ASQ」では、独自で定期的に更新している1万人のベンチマークデータがあり、自社の分析だけではなく業界比較なども可能となっています。

お話しいただいた吉見様
お話しいただいた吉見様

「ASQ」 導入後の効果

明確にすべき点が可視化され、タイプ別診断とベンチマーク比較で新しい見方ができた。

「ASQ」で調査を実施された後のご感想をお聞かせください。

吉見様 着眼点が面白い分析結果だなというのが最初の印象でした。期待していた通り、維持すべき点と改善すべき点、今後どう改善していくべきかが明確になりました。
「ASQ」の調査結果レポートに含まれる社員のタイプ別診断※2では、どういったタイプの社員がいて、そこに紐づく上司はどういうタイプでといった傾向なども分かり、新たな視点を得ることができました。
ベンチマークとの比較も可能なので、単に自社のデータだけを見るのとは違い、客観的な視点で比較して理解することができましたね。業界全体に対するベンチマークとの比較は、わかりやすい可視化の仕方で非常に興味深かったです。

※2「ASQ」では、組織・人材診断の結果を独自のロジックでタイプ別に分類し、組織・リーダー・社員を4つのタイプ別に分類した分析レポートを提供しています。

フィードバック実施後、匿名性を保ちながら、分析結果は全社員に包み隠さず共有。

社内で調査結果を共有されたそうですが、どのような形で共有されたのですか。

吉見様 担当の方に来ていただいて、弊社の社長も同席の上、調査結果のフィードバックを受けました。その後、マネージャーミーティングを開いて課題や今後の施策の方向性を共有しました。具体的には、社長から本部長にフィードバックを行い、調査で明らかになった課題を重点的に、今後どのような施策が必要になるか方向性を検討しました。
施策を考える際、「ASQ」に含まれる施策提言をもとに「すぐに実行できるもの」と「今後の方向性として提示するもの」に段階を分けて考えることができたので、1から考えずに済み非常に役立ちました。
最終的には人事である私から全社員に結果を公開し、改善への取組み状況や、今後の方針を共有するところまで行うことができました。

社内で共有する際に、気を付けたことはありましたか。

吉見様 調査結果は可能な限りすべて共有したいと考えていましたが、匿名性が保たれていることが大前提なので、どのように分類して分析結果を公表するかは担当の方と相談しながら決めました。匿名性を重視したことで、一部、部署ごとのタイプ別診断のところでやや極端な結果が出たところもありましたが、そういった部分も含めて、包み隠さずすべて公開しました。

調査結果の社内共有を経て、評価制度の改善など具体的なアクションに着手。

結果を共有されて、社員の方の反応はいかがでしたか。

吉見様 「面白い結果ですね」とか「しっかり読み込んでみたい」といった声は聞いているので、興味を持ってもらえているようです。マネージャー陣も、客観的に可視化された分析結果を見ることで、より自分事として捉えることができたのではという印象を持っています。

その後、どのような施策を実施されているのでしょうか。

吉見様 長期的な改善計画を検討しつつ、できるところから少しずつ着手しているという状況ではありますが、今回の結果から評価制度への関心が高く、より透明性のあるものになることを求められていることが分かりました。既存の評価制度のブラッシュアップを進めています。人材コンサルティング会社の提案を受けたり、本部長から改善案を出してもらったりしながら方向性が定まりつつあるところです。次年度には、新制度でスタートできるよう進めています。

今回の結果を基に経年比較も検討中。より働きやすい環境づくりに役立てていきたい。

経年比較についての計画はありますか。

吉見様 3年後の実施を目標にしているところです。今回の結果を基に、課題となっていた部分を改善し、次回の調査でプラスの評価に変えられるように改善していきます。今は可視化された課題を施策に繋げる段階ですが、人事としては、より働きやすい、仕事が楽しいと思って働いてもらえる社員が1人でも増えるような環境づくりのために尽力したいと思っています。

「ASQ」を検討中の企業様へひと言

 

吉見様 弊社のような小規模企業の場合、匿名性が保てるのかどうかが心配でしたが、専任の担当者の方がサポートしてくださり、アドバイスを参考にしながら安心して進めることができました。説明資料などもわかりやすいですし、今回弊社は利用していませんがトライアルもあります。職場環境の改善を検討されている方は、一度相談してみることをお勧めします。

お話しいただき、ありがとうございました!

日本カンタム・デザイン株式会社

従業員規模
36名(2025年1月現在)
事業内容
理化学機器の輸入販売および保守メンテナンス
会社HP
https://www.qd-japan.com/