コンプライアンス調査の必要性と実施方法について解説

この記事を読む方の中には

「コンプライアンス対策が形骸化している」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。

そこで今回は、コンプライアンス調査の必要性と実施方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ンプライアンスとは?

コンプライアンスとは、「法令遵守」という意味で、法律に則った会社運営をすることです。ですが、企業におけるコンプライアンスとは、社内規則・社会ルール・道徳的な概念など、法律以外に社会生活を営むうえで守るべきルールも含めて遵守する必要があります。

また、コンプライアンスは社内に向けたものだけではありません。社外の利害関係者とも適切な関係を保ち、汚職や贈賄などを疑われないようにすることも大切です。

業のコンプライアンス意識は高い?低い?

突然ですが、自社のコンプライアンス意識は高いですか?自己判断だけでは不安なこともあるでしょう。そこで、簡単なチェックポイントをご紹介します。下の8つの項目がどの程度できているか考えてみましょう。

  1. 1.残業が常態化していない
  2. 2.コンプライアンスに関する社内ルールがある
  3. 3.毎年、全社統一のコンプライアンス研修がある
  4. 4.業務ガイドラインがある
  5. 5.役職別のコンプライアンス研修がある
  6. 6.自社の人事制度は成果主義+業務プロセス・問題解決など総合的な評価制度である
  7. 7.自社にはコンプライアンス対策専任者がいる
  8. 8.自社には内部監査体制が整っている

いかがでしたか?この項目は、取り組むべきコンプライアンス対策の一部を重要な順に上から並べたものです。1~3の項目が1つでも「できていない」という企業は、早急に対策しましょう。反対に、全ての項目を実施中の企業は、コンプライアンス意識が非常に高い会社と言えます。

 

ンプライアンス意識の欠如が招くリスク

コンプライアンスへの意識が低いと、社内外問わずさまざまなリスクが発生します。

  • 知らない間にコンプライアンス違反をする
  • 過剰なノルマや上司からのプレッシャーに押しつぶされて不正を働く可能性がある
  • 会社のイメージが低下し、信用を失墜する可能性がある

社員一人ひとりのコンプライアンス意識が低い状態だと、上司が部下へプレッシャーをかけたり、機密データを持ち出したり、自社の秩序が守られなくなります。もちろん、良識の範囲で業務遂行すれば、そのようなことはほぼ起きません。

しかし、一度コンプライアンス違反が発生してしまうと、会社の信用が失われ、ひいては倒産する可能性もあります。それくらいコンプライアンス意識は重要なのです。

ンプライアンス調査が必要な理由

毎年実施するコンプライアンス調査を「当たり前のこと」とやり過ごしている社員も多いのではないでしょうか?そこで、今一度コンプライアンス調査を実施する目的を周知し、理解してもらいましょう。コンプライアンス調査が必要な理由は主に4点です。

  • 社会的責任を果たし、社会から信頼される企業になるため
  • 政府の指針や条例で重視されているため
  • 潜在的なコンプライアンス違反を早期発見するため
  • 社員のコンプライアンス意識を確認するため

個人情報漏えい・反社会勢力とのつながりなど、コンプライアンスは重要性を増しています。そこで、コンプライアンス違反対策・予防のために調査が必要なのです。

ンプライアンス調査の実施方法とは

コンプライアンス調査の実施方法は以下の通りです。調査タイミングは、社内アンケートの活用やコンプライアンス研修など、ところどころにあります。こまめに調査することで、社内にあるリスクを早期発見しましょう。

  1. 1.調査準備→調査目的・調査期間・周知方法を決定
  2. 2.質問作成→質問項目を決め、設問を作成
  3. 3.回答実施→調査を実施し回収
  4. 4.調査分析→集計作業後、目的に合わせて分析
  5. 5.改善→分析結果を改善につなげて次へ生かす

調査の中で最も大切なのは「2.質問作成」です。質問は、漠然とした質問と合わせて理解を問う質問を含めると、社員の意識確認ができます。

例えば「コンプライアンスを遵守していると思いますか」という質問と「職場の公文書管理方法について正しいものを選んでください」という質問の双方を聞いたとしましょう。「遵守できている」という回答が多いのに「公文書管理方法を間違えている」場合、「公文書管理方法の周知の仕方を改善する」などの対策が検討できます。

スマークのコンプライアンスサーベイ「CHeck」

コンプライアンス違反は、社会的責任を負うとともに、会社のイメージ低下・信用の失墜など多くのリスクをともないます。そのため、定期的なコンプライアンス調査はとても重要です。

そこでおすすめしたいのがアスマークのコンプライアンスサーベイ「CHeck」です。

回答所要 約10分で、コンプライアンス9項目を網羅

「CHeck」のリサーチは、10分程度で回答を終えられるボリュームです。社員への負担が少なく、かつコンプライアンス意識の啓発に利用できます。

コンプライアンスに関するリサーチ内容は「情報漏えい」「人権管理」など基本的な内容から「潜在的リスク」など組織の風土に関する調査まで9項目を網羅した内容です。広範囲のコンプライアンスリスクを認識できる機会になります。

1万人のベンチマークとの比較で、自社のリスクを認識

コンプライアンス対策で失敗する企業によくある例は「自社はできているはず」「他社に比べたら良い結果のはず」という思い込みです。

そこで、マーケティングリサーチを母体事業とするアスマークでは、自社で保有するモニター1万人からベンチマークデータを取得。自社の結果とベンチマークとの比較結果を提供しています。

結果が一目で分かるグラフを使い、ベンチマークデータと比較することで、自社の現状が見えやすくなります。また、ベンチマークデータは毎年更新しているため、最新の情報を元に比較し、コンプライアンスに対する認識のアップデートが可能です。

ハラスメント対策も同時に実施可能

CHeckではハラスメント対策に関する質問も同時に聴取することができます。

ハラスメントの横行も、職場の雰囲気を悪くしコンプライアンス違反の温床となりかねません。まとめて対策することで、+αのコンプライアンス対策とすることができます。

さらに詳しいハラスメント調査の例は以下をご参照ください。
実態からみるハラスメントサーベイを実施すべき4つの理由

とめ

コンプライアンス調査の必要性と実施方法についてご紹介しました。

効果的な調査実施で、コンプライアンス違反を防止しましょう。

執筆者

Humap編集局

株式会社アスマーク 経営企画部 Humap事業G

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