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この記事を読む方の中には
「クリティカルシンキングとハラスメントに何の関係が?」とお思いの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クリティカルシンキングとハラスメントの関係と、クリティカルシンキングに必要な力についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
クリティカルシンキングは、物事を批判的に見てみることで、その本質をとらえて答えを導き出す思考法です。過去の経験や直感にとらわれず「本当にこれでよいのか?」「偏った考えになっていないか?」と思考を繰り返して答えを出します。
クリティカルシンキングと比較される思考法が、ロジカルシンキングです。両者は、思考する方法に違いがあります。ロジカルシンキングは、筋道を立てて問題を考え、答えとその理由を順序だてて説明する思考法です。
一方、クリティカルシンキングは、ロジカルシンキングで導き出した答えを、批判的な思考を繰り返して検証します。クリティカルシンキングとロジカルシンキングは、お互いに補いあう思考法です。
クリティカルシンキングは、様々な視点から物事を分析検証し問題を解決する思考方法です。クリティカルシンキングを構成するのは、6つの力です。6つの力は、お互いに関連しあい、クリティカルシンキングが成り立ちます。
情報分析は、情報を細かく分けて関係性や構造を解釈し、データの本質を理解することです。たくさんの情報を持っていても、偏った視点で分析するだけでは、それが何を意味するのか、正しく読み取ることができません。様々な視点から情報を分析し理解することがクリティカルシンキングの第一歩となります。
論理的思考とは、情報分析で得た情報から、なぜこのような結果になったのか、このデータから何が起こると考えられるか、といった理由を考える力です。問題に対する答えも、理由がなければ感覚で出した答えと言われても仕方ありません。物事を順序だてて考え、答えと理由を導き出せる能力が必要です。
問題解決は、情報分析と論理的思考から得た考えを収束させ、問題に対するクリティカルな解決方法を見出す力です。難しい問題には様々な要素や理由が複雑に絡み合っていることが多いです。その中から、何が重要なのかを見抜き、効果的かつ具体的な解決方法を考えます。
意思決定は、問題を分析・思考した結果、複数の選択肢から最良の解決策を選択する力です。実行可能性、コスト、工数、得られる効果、リスクなどを広く検討して、取れる手の中から最良の選択を行います。
創造性は、問題を細分化したときに発見したつながりや、関連する問題を発見し、新しいアイデアを創造する力です。仕事の場面では、分析した課題から効率的なプロセスや、新たなアプローチ方法を発見するときなどに活用できます。
意思伝達は、導き出した答えを周囲へ伝える力です。論理的に考え、最良の選択ができたとしても、それを周囲に理解してもらえないと仕事においては意味がありません。
理解を得るためには、単純に分かりやすく話すだけでなく関係者の立場に立った説明が必要です。例えば、業務効率化のために社内システムを導入するという提案に対し、経営層は費用対効果を気にするでしょうし、システム部門はセキュリティ面を、実際にシステムを使う現場社員は使い勝手や操作性を特に気にするでしょう。それぞれの立場を考慮して話すことで、理解を得やすくなります。
クリティカルシンキングは論理的かつ客観的な回答を出す思考法です。ハラスメントを含めた人間関係のトラブルを減少させるのに効果的と考えられています。
クリティカルシンキングを鍛えると、思考の過程で、内なる偏見(アンコンシャス・バイアス)に気づけます。さらに、論理と証拠を重視するため、バイアスを取り除いた回答が導きだせるでしょう。繰り返しバイアスの認知・減少を繰り返すと、ハラスメントの遠因となる偏った考えを改めるきっかけとなります。
クリティカルシンキングの情報分析では、正確性も検証するため、安易に他人の意見を鵜吞みにはしません。ハラスメントに伴って、根拠のない噂や誤った情報が職場で広がり、被害者をより追い詰めたり二次被害が発生することもあります。クリティカルシンキングを鍛えておけば、周囲の情報を鵜呑みにせず、被害の拡大を防げるでしょう。
クリティカルシンキングの過程では、「本当に正しいのか」「他の見方はないか」と考えるため、多面的に物事をとらえられるようになります。多面的に考える癖がつくことで、相手の立場に立って柔軟に考えることができるようになり、ハラスメントの起きにくい良好な人間関係を築くことができます。
クリティカルシンキングを鍛えることで、バイアスの減少や意見の精査、多角的な視点が身につきます。自分の潜在的なバイアスに気づければ、ハラスメント問題にも当事者意識を持って取り組めるでしょう。
さらに、社内研修などを活用すると、当事者意識がより高まり、ハラスメント対策に効果的です。
アスマークの「CHeck」は、当事者意識を持ったコンプライアンス・ハラスメント対策パッケージです。当事者意識を持たせるには、4つの研修サービスをおすすめします。
アセスメント研修は、事前に実施するアセスメント診断の結果を踏まえた研修です。研修は、次の流れで実施します。
アセスメントテストでは、まず受講者の性格傾向からハラスメントリスクを可視化します。結果を受けて、解説から隠れたリスクを認識するとともに、行動変容計画を立てます。行動計画を自ら作成することで、自分の行動を振り返り、今後に生かすことが可能です。
弁護士・社労士・産業心理カウンセラーなど、さまざまな資格を持った講師が組織の課題や施策にあわせて柔軟な研修をご提供します。身近に感じられて納得感のある実例解説など、専門知識を生かしたカリキュラムを組むことが可能です。
研修内容にお困りの方には、組織が抱える課題やお悩みから、適した研修をご提案いたします。
E-ラーニングは、ハラスメント研修をはじめとする5000以上のレッスンが、時間や場所を問わず受けられるのが特徴です。視聴できるカテゴリーは、従業員別にカスタマイズできます。さらに、自社カリキュラムのアップロードが可能なので、E-ラーニングサービスにすべての研修を集約して利用することもできます。
LGBTQ+研修は、性的マイノリティへの理解を深める研修です。当事者講師による実体験を踏まえたカリキュラムにより、具体的な接し方や、当事者の心境が理解できます。悪意なきSOGIハラ対策に有効な研修です。
クリティカルシンキングを鍛えれば、多角的な視点やバイアスの減少など、ハラスメント対策に適した思考ができます。さらに当事者意識を持たせるには、潜在的なリスクを知る機会を持ちましょう。
潜在リスクを知り、自省できるハラスメント対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)
株式会社アスマーク マーケティング管轄 マネージャー
リサーチ業界およびマーケティング領域で10年以上のキャリアを持つスペシャリスト。従業員満足度調査「ASQ」のサービス立ち上げに参画し、業界比較分析も起案。人材コンサル会社と協力し「やりっぱなしで終わらせず、改善できるES調査」の開発を主導。
本記事の監修にあたって: 自身の豊富な実務経験に基づき、公開情報の正確性と、読者の皆様のビジネスに即した実用性を厳格に審査しています。

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