なぜ従業員サーベイツールが担当者の負担に?よくある悩みと運用を楽にする見直しのポイント

多くの企業が従業員のエンゲージメント向上を目指し、SaaS型のサーベイツールを導入しています。しかし、「多機能すぎて使いこなせない」「集計作業に追われて、肝心のデータ活用まで手が回らない」といった現場からの声が上がっている企業も少なくありません。

なぜ運用が限界を迎えてしまうのか、現場の声をもとによくある悩みとその解決方法をお伝えします。

 

 

なぜ「手軽なSaaS」が、かえって現場の負担を重くするのか?

月額制のSaaS型エンゲージメントツールは導入のハードルこそ低いものの、運用開始から1〜2年が経過すると、多くの企業が共通の「壁」に直面します。

① 「データ収集」は自動でも「分析」は手動という現実

多くのツールは「ボタン一つで集計完了」し手軽なように見えますが、実際にはそこから社内報告用の資料に落とし込んだり、組織ごとの傾向を読み解いたりする作業が発生します。この分析フェーズが属人化しやすく、特定の担当者に膨大な負荷が集中します。結果として、データは溜まる一方で活用されないという状況に陥ります。

② 「多機能」が逆に「オーバースペック」に

近年のツールは、リアルタイムでの集計や要因を様々な軸と掛け合わせて分析するクロス分析があり、自由に分析できたりと多機能なものも多いです。しかし、自由度が高いということは、使いこなすために高度なリテラシーが求められるということでもあります。現場からは「もっとシンプルに、迷わず使いたい」というニーズが多く、自社のリソースに対してツールが過剰なスペック(オーバースペック)になっているケースが少なくありません。

③ 自由記述の集計・分析の難しさ

従業員の本音を知る上で「自由記述(フリーコメント)」は非常に重要です。しかし、数百件におよぶテキストを読み込み、内容を分類・集計してレポートにまとめる作業は、大幅な時間コストがかかり、担当者の負担となります。この工程で挫折し、結局はスコアの数字を眺めるだけで終わってしまう企業が少なくありません。

 

 

サーベイの運用を見直すべきタイミングとは?現場の危険信号

今の運用に限界を感じている場合、以下のポイントで見直しを検討してみてください。

頻度の高さが「回答者の疲弊」を招いていないか

SaaS型ツールでは四半期ごとの実施が推奨されることも多いですが、高頻度の調査は回答する従業員の負担となり、回答の質の低下を招きます。改善施策を立案し、その効果を検証するには、年1〜2回程度の現実的なサイクルでじっくり向き合う方が、組織改善には近道となりえます。

また、従業員の心理的負担を下げ「本音」を引き出すには、第三者機関を介した「匿名性の担保」も重要です。自社運用では「誰が書いたか特定されるのでは」という不安を払拭しきれないことが多いため、外部のリサーチ会社を活用するメリットはここにあります。

自社に合う「比較対象」をもとに正しい分析ができているか

多くのSaaSツールは、提供社が保有する過去の企業データとの比較を主眼に置いています。しかし、スコアが下がった原因が「自社特有の問題」なのか「今の業界全体の傾向」なのかを判断するには、過去のデータだけでは分かりません。自社データだけの蓄積では、真に客観的な診断は困難な場合もあります。

「分析・報告資料の作成」にリソースを奪われていないか

回答終了後、担当者がデータを読み解き、経営陣向けの報告資料を整えるまでに1ヶ月以上かかっているなら、それは運用を見直すべきサインです。

分析を外注することで、精度の高い「使えるデータ」が手に入ります。さらに、アンケート終了からレポート化までの工数を大幅に削減できます。
アスマークの従業員満足度調査「ASQ」は「次に何をすべきか」という具体的なアクションも提示するので、組織の”改善”を重視する企業に選ばれています。

集計・分析の工数をゼロにする、従業員満足度調査「ASQ」

こうした課題を解決するために設計されたのが、アスマークの従業員満足度調査「ASQ(アスク)」です。

専門リサーチャーによる「レポート納品型」

ASQは、お客様自身で操作していただくセルフ型のツールではありません。アンケート実施後、弊社の専門リサーチャーが設問から分析レポートまでを作成し、報告会も実施します。お客様がデータの読み解きに迷うことはありません。

1万人のベンチマーク比較による客観的な診断

特定のツール利用者だけのデータではなく、アスマーク社が保有する100万人超のパネルから抽出した「一般有職者1万人」のデータと比較が可能です。これにより、業界水準と比較した自社の真の強み・弱みを浮き彫りにします。なお、他社ツールからの切り替え時も、質問項目を調整することで過去データとの経年比較を承ることが可能です。

コンサルティングロジックに基づいた施策提言

単なる数字の羅列ではなく、コンサルティング会社と共同開発したロジックに基づき、「離職リスクの軽減」や「主体性の向上」に向けた具体的な施策の方向性を提示します。

管理職や人事担当者の本来の仕事は、画面上でグラフを作ることではなく、「分析結果をもとに組織を動かすこと」にあるはずです。

「データを溜める」段階から「組織を動かす」段階へ。運用のあり方を見直し、真の組織改善に向けた一歩を踏み出してみませんか。

執筆者

Humap編集局

株式会社アスマーク マーケティング・CSチーム運営

Humap(ヒューマップ)編集局は、従業員1万人規模の独自調査や、CS活動を通じて寄せられる「現場のリアルな悩み」に基づき、ハラスメント・エンゲージメント・働き方改革といった組織課題解決のための知見を発信する専門組織です。
単なる用語の解説に留まらず「改善につなげる具体的な手法」や「取り組みのコツ」など明日から自社で活用できる、実践的なコンテンツを企画・制作しています。

【活動の実績】
ハラスメント・エンゲージメント・働き方改革に関する知見発信において、自社登壇セミナー開催数は累計320回、申込者数は23,000人を突破。関連資料の利用者は17,000人以上。(※2026年現在)

【受賞歴・社会活動】
・SUCCESS STORY AWARD 2025 アワード受賞(座席管理ツール「せきなび」) 受賞詳細:https://digi-mado.jp/success-story-award-2025/sekinavi/

【学術・教育支援】
大学等の教育機関へ1万人規模の実証データを提供し、PBL(課題解決型学習)教育の支援も行っています。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000593.000018991.html

監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)
株式会社アスマーク マーケティング管轄 マネージャー

リサーチ業界およびマーケティング領域で10年以上のキャリアを持つスペシャリスト。従業員満足度調査「ASQ」のサービス立ち上げに参画し、業界比較分析も起案。人材コンサル会社と協力し「やりっぱなしで終わらせず、改善できるES調査」の開発を主導。

本記事の監修にあたって: 自身の豊富な実務経験に基づき、公開情報の正確性と、読者の皆様のビジネスに即した実用性を厳格に審査しています。

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