在宅終了なら辞める?企業・従業員の本音と退職防止策を紹介

この記事を読む方の中には
「テレワークがなくなり退職する人が増えている」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。 そこで今回は、オフィス回帰による退職防止策についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

テレワーク実施率の現状

日本生産性本部の調査によると、2024年1月現在のテレワーク実施率は14.8%と2020年5月以降最低の結果です。一方「自宅での勤務で業務効率が上がったか」という設問は、7割近くの人が「業務効率が上がった」と回答しています。
これは、リモートワークに慣れて在宅でも効率的に仕事ができているにも関わらず、オフィス回帰が進んでいるという現状を表しています。

参考:日本生産性本部_第14回 働く人の意識調査

 

在宅勤務者の本音

在宅勤務の継続を希望するには、理由があります。理想的な在宅の頻度とオフィス回帰により退職を検討する理由をご紹介します。

在宅勤務の頻度と退職の意向

オフィス回帰が進んでいるというものの、在宅勤務の継続を希望する声が多くあります。テレワークの現状について調査した結果、理想的な在宅勤務の日数は週に2~3回が最も多い回答でした。在宅勤務が終了するなら退職を検討するという声も約3割です。この結果から、テレワークは重要な要素であることがうかがえます。

 

在宅終了なら辞める従業員の心理

介護や子育て中の場合は、自分一人の生活リズムだけではありません。家族の生活リズムも考慮しなければならないため、退職を余儀なくされるようです。ほかにも「通勤時間を削減したい」「在宅に比べて心理的安全性が低下する」と考え、出社せずに仕事をしたいと考える人も一定数います。

企業が在宅勤務をやめる理由

企業が在宅勤務をやめるのは、コミュニケーション低下を防ぐためや、従業員の管理がしやすくなるためです。

コミュニケーションの低下

テレワークでの勤務は、オフィスに比べてコミュニケーションが取れません。コミュニケーションを多くとらなければ仕事が進まないためオフィス回帰が進んでいるのです。

従業員の管理がしやすくなる

オフィス勤務は、部下の動きがよく見えるため、管理や指導がしやすい点がメリットです。テレワーク環境下では、部下の動きが見えないため、オフィス回帰が進んでいます。

オフィス回帰による離職への対策

退職を回避するために、在宅勤務の継続に向けて企業ができる対策をご紹介します。

ビジョンを周知する

経営ビジョンを理解していれば、仕事の方向性が分かります。会社の方向性が理解できていれば、テレワーク中にコミュニケーションが低下しても、ビジョンを意識して仕事を進められるでしょう。また、行動規範の事例を重要度やカテゴリなどで色分けして周知し、ビジョンが意味する行動まで明確に紹介するのもおすすめです。

勤務の選択肢を設ける

テレワークに問題がない場合、勤務を選択制にするとよいでしょう。勤務の選択肢とは、テレワークや時短勤務、フレックスタイムなどです。在宅終了と決めつけず、選択肢を設ければ、心理的安全性も確保できて色々なライフステージの人が勤務できます。 当社では、テレワークの理想的な頻度と施策の希望について調査しました。ぜひ参考にしてみてください。

 

透明な評価制度

テレワーク中は、周囲の仕事ぶりが見えないため、正当な評価をされているのか不安に感じるでしょう。そこで、数値などデータに基づいた透明な評価制度を制定すれば、テレワークを廃止する必要がなくなります。在宅の終了による退職防止へつながります。

コミュニケーション活性化

コミュニケーションの活性化は、テレワークのデメリットである「コミュニケーションの低下」への対策です。テレワーク中は、コミュニケーション不足によって行き違いが生まれる可能性があります。 そこで、テレワーク中にも活用できるコミュニケーションツールを導入しましょう。コミュニケーションツールとは、チャット・ファイル共有・バーチャルオフィスなどです。テレワークのデメリットを解消すれば、勤務の選択肢が作れるでしょう。 コミュニケーションツールの一つとして、座席管理ツールがあります。ぜひご活用ください。

 

オフィス回帰を検討する前にコミュニケーションを活性化しよう

在宅の終了を理由とした退職者の増加をとめるには、テレワークの課題である「部下の管理」「コミュニケーションの低下」を解消する施策の実施が有効です。テレワークの課題を解消すれば、勤務の選択肢が増えて働きやすくなります。 働きやすい会社で転職を考える人は減るでしょう。離れた場所にいても顔と名前が分かるツールを導入すれば、部下の管理やコミュニケーションツールの活性化に役立ちます。

テレワーク中のコミュニケーションには「せきなび」

アスマークの「せきなび」は、テレワーク中のコミュニケーションツールとして活用できる座席管理ツールです。 最大の特徴はシンプルな操作性です。座席管理に必要な操作は、ドラッグとクリックだけのマニュアルいらずな操作感で、システムに不慣れな人にも安心です。 テレワーク中のコミュニケーションツールとして活用したいときは「プロフィール掲載機能」がおすすめです。テレワークが浸透した会社の場合「顔と名前が一致せず話しかけづらい」というお悩みはありませんか? せきなびのプロフィールの項目は、カスタマイズ可能なため、顔写真・氏名・電話番号など基本情報に加えて趣味・今週のひとことなど、個性的な項目が設定できます。せきなびの画面を見れば、顔と名前が分かるため、話しかけるきっかけ作りになります。

在宅終了なら辞めると考える人は、約3割にのぼります。辞める理由は、子育てや介護など、家族の生活リズムも考えなければならないためです。しかし、コミュニケーションの低下や従業員の管理が煩雑など、テレワークにはデメリットがあります。このデメリットを解消すれば、テレワークをやめる必要がなくなるでしょう。 テレワークが継続できれば、在宅終了に伴う退職者を軽減できます。テレワークのデメリットである「顔と名前の不一致」「部下の透明な評価」を解消するために座席管理ツールを活用してみてはいかがでしょうか。

執筆者

Humap編集局

株式会社アスマーク 経営企画部 Humap事業G

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