新ツールを導入したいと考えたとしても
と、せっかくよりよいツールがあるのに、新ツール導入を断念するケースはありませんか?
これは「現状維持バイアス」という心理作用が原因です。何か新しいことに挑戦しようと変化を求めても「今のままで十分だ」という声は一定数存在するため、なかなか導入が進まないという課題を抱えている人も多いでしょう。そこで今回は、現状維持バイアスが起きる原因と克服方法をご紹介します。
新ツール導入を検討する担当者のみなさま、ぜひ参考にしてみてください。
現状維持バイアスとは「知らないことや経験したことがないことを受け入れたくない」という心理的傾向のことです。たとえ有益なことであっても、未経験のことは「安定した状態がなくなる」とマイナス思考になります。また、失敗を恐れて現状にとどまりたい人間の心理です。
ですが、現代のビジネスシーンにおいては、恐れずに変化をしていかなければ社会から取り残される危険性があります。そこで、現状維持バイアスを克服する必要があります。
ビジネスシーンにおいては、変化を恐れずに挑戦したいものです。ですが、心理的作用から、現状維持バイアスがかかります。ではなぜ現状維持バイアスがかかるのでしょうか?
主に4つの心理的作用が影響しています。
いずれも心理的作用のため、誰でも起きる可能性があります。また、心理的作用のため、悲観的にとらえる必要はありません。もし新ツールを検討する中「現状維持バイアスがかかってるな」と感じる場面があったら、克服法を試してみましょう。
誰でももっている人間の心理である「現状維持バイアス」。では、これを克服し、公平な視点で新ツールを検討するにはどうしたらよいでしょうか?新ツール導入のケースに焦点を当てて現状維持バイアスの克服法をご紹介します。
最初に、自分たちに現状維持バイアスがかかっていると認識することが必要です。新ツール導入に際し、話を聞こうとしない従業員、理由を言わずに「現在のツールがよい」と言っている場合は、現状維持バイアスがかかっています。
ですが「現状維持バイアスがかかっている」と言われて理解できる人はいません。そこで、このような従業員へは、アドバイスを受ける感覚で質問してみると、客観的に判断してもらえる可能性があります。
また、自分が新ツール導入に携わるときは、現状維持バイアスがかかっているものと思いましょう。もし、そうでないとしても「客観的な視点でものを見る」と意識しながら話を聞けるので、冷静に判断できるはずです。
関係者以外の話を聞くと、現状維持バイアスがかかりにくくなります。話を聞く第三者は、専門的知識があるとより信頼度があがり、現状維持バイアスを外せます。
また、新ツール導入に際し、話を聞く場合は「現状維持バイアスがかかっている可能性がある」旨を第三者へ正直に伝えましょう。第三者は、それを踏まえて話をするため、より客観的に判断してくれるでしょう。
数値データを提示して変化によるメリットを説明すると、冷静に判断ができるため、現状維持バイアスを克服できます。提示する数値は、ツールの購入代金だけではありません。
ユーザー満足度の数値、ランキング、保有期間、サポート料金など、ありとあらゆる事項が数値化できます。現在のツールと新ツールのデータを比較し、入れ替えを検討してみると現状維持バイアスが克服できます。
新ツール導入の前に、デモンストレーション・テスト期間を設けることで、現状維持バイアスが克服できる可能性があります。デモンストレーションの前後では、現状維持バイアスのかかる度合いが変わります。
事前に数値データを見たり、第三者の意見を聞くなど他の克服法を実践してからデモンストレーションをすることで、新ツールに対する現状維持バイアスが克服できるでしょう。
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現状維持バイアスが起きる原因と克服法についてご紹介しました。現状維持バイアスは、「知らないことや経験したことがないことを受け入れたくない心理」です。これは、失敗を回避したい心理作用から発生します。
新しいツールを導入しようと検討すると、反対意見が出ることは当然の心理です。ですが、新ツールがよりよい機能を持っていたとしたら、現状維持バイアスによって反対していては将来的に損をします。
現状維持バイアスを克服し、よりよいビジネスツールを取り入れましょう。
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