モチベーションサーベイとは？実施のメリットと注意点を解説
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この記事を読む方の中には
「モチベーションサーベイという言葉を聞いたことがあるけど、何を調査するのかわからない」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。
そこで今回は、モチベーションサーベイのメリットと注意点についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
モチベーションサーベイとは？
モチベーションサーベイとは、従業員の「やる気」「仕事に対する動機づけ」「目的意識」を測る調査のことです。モチベーションの状態や従業員が持つ能力を計測できます。
従業員一人一人の状態を集計することで、組織全体の強み・弱みも診断できます。
従業員満足度調査（ES調査）との違いは？
モチベーションサーベイと似た調査として「従業員満足度調査」があります。
従業員満足度調査は「従業員が仕事内容・人間関係・福利厚生などの職場環境に満足しているか？」を測る調査で、会社の施策に対する課題を洗い出すのに効果的です。
一方、モチベーションサーベイは、従業員のモチベーションに関する事項を測定する調査で、従業員個人の状態を見極めるのに効果的です。
このような違いがありますが定義が確立されている訳ではないため、どちらも同様の意味で使われることが多くあります。
モチベーションサーベイの実施目的とは？
モチベーションサーベイは、以下のような目的を達成するのに必要なデータ収集のために行います。
- 企業文化や経営理念を浸透させるため
- 従業員満足度・エンゲージメント向上のため
- 従業員の生産性向上のため
- 離職率を上げないため
モチベーションサーベイを行うときは、事前に実施目的を明確にしておくことで、調査後の集計やデータ活用がスムーズにできます。
モチベーションサーベイ実施のメリット
モチベーションサーベイ実施により、4つのメリットがあります。
- モチベーションの状態を可視化できる
- モチベーションを左右する要因が分かる
- 従業員のモチベーション・組織別のモチベーション傾向が分かる
- サーベイ結果を活用して生産性向上に結びつけられる
モチベーションの状態・要因を可視化することで、モチベーション向上に役立ち、生産性向上に結びつけられるのが最大のメリットです。
モチベーションサーベイ実施の注意点
モチベーションサーベイの実施方法を間違えると、従業員から不満が出たり、サーベイの意味をなさなかったりします。そこで、以下の注意点に気を付けてモチベーションサーベイを実施しましょう。
- 従業員に調査目的と結果の活用方法を事前に告知する
- 従業員の不利益にならないことを事前に告知する
- 従業員の負担にならない程度の質問量にする
- 定期的に実施し、効果を測定する
- 集計結果はフィードバックする
モチベーションサーベイの分析結果から導き出した課題を元に施策・マネジメントを行うまでが１つのサイクルです。その後、定期的にモチベーションサーベイを実施し、課題の改善程度を計測していくことで、継続的なモチベーションの向上につながります。
モチベーションサーベイの質問項目
モチベーションサーベイを実施する際に質問として設けたい項目をご紹介します。主に10項目です。
- 基本属性……部署・入社歴・年代など
- 戦略方針……経営理念や経営方針の理解度・共感度など
- 企業風土・人間関係……良い関係をきずけているか、風通しがよいと感じるか
- 職場環境……労働環境の快適度
- 満足度・待遇……業務量は適切か、過少労働または労働過多な傾向はあるか
- 評価・承認欲求……評価は妥当性があるか、自分の仕事を認めてくれる人がいるか
- 成長機会……成長の機会は日々与えられているか
- 離職意向……離職したいと思うか
- 達成感……明確な目標があるか、目標は定期的に更新しているか
- 価値観……仕事を通じて社会貢献していると感じるか、ワークライフバランスは保てているか
上記の項目を課題に合わせて使い分けると効果的な調査ができます。また、基本属性を入れることで、部署・入社歴・年代ごとの傾向がつかめるので、必ず入れておきましょう。
モチベーションサーベイの選び方
モチベーションサーベイは、自社で実施する方法と専用パッケージを導入する方法があります。自社で検討から実施まで行うと、調査設計や分析に膨大な時間がかかるうえに、結果を有効活用できない可能性があります。
そこで、モチベーションサーベイは調査パッケージの活用をお勧めします。調査パッケージを選ぶポイントは以下です。
- 用意された設問は自社の課題に合っているか？または設問のカスタマイズが可能か？
- 回答ツール(スマホ・PC・紙アンケートなど)が自社に合っているか？
- 集計方法は効果的か？
- レポートは見やすいか？
- 分析結果のアドバイスを受けられるか？
- 改善に向けたコンサルティングに対応しているか？
- 無料トライアル・サンプルレポートなど事前に確認ができるか？
- アンケート実施代行・アンケート提供のみなど、サービスの範囲はどこまでか？
上記のようなポイントを元に、予算と照らし合わせて調査パッケージを選定します。特に、設問内容・集計方法はモチベーションサーベイの結果を活用するために、重要な項目です。
アスマークのモチベーションサーベイ「ASQ」
アスマークでは、モチベーションサーベイの実施に「ASQ」という調査パッケージを提供しています。
※ASQは、満足度・離職意向を組織要因と個人要因のそれぞれのカテゴリから聴取する質問設計のため、”モチベーションサーベイ”と”従業員満足度調査”の両方をカバーしています。
「ASQ」の特徴は3つです。
組織・従業員を4タイプに分類し特徴を把握
ASQでは、組織・人材診断を独自のロジックで4タイプに分類し、それぞれの特徴・重点的に改善する事項を把握できます。
4つのタイプは、組織・リーダー・社員それぞれに結果が出るので、リーダーと社員の組み合わせを検討したり、個人の業務目標のアプローチを変えたりといった活用ができます。
全国の有職者データと比較し自社の弱みが分かる
サーベイ結果は、全国1万人の有職者のベンチマークデータを元に自社との比較が可能です。業界全体からみた自社の強み・弱みを把握できるため、課題の再確認ができます。
また、分析結果レポートには、人事コンサルタントからの簡易提言がついているので、取り組むべき課題に早急に着手することが可能です。
希望に合った画面設計で回答しやすさに対応
ASQは、柔軟な画面設計・サポート体制により、回答者への配慮も忘れません。以下の項目を実現することにより、回答者へ配慮しています。
- 英語・中国語をはじめ、複数言語に対応
- アンケート画面のカスタマイズ
- 回答データの一時保存
- 配信代行、督促など、回答率を100%に近づけるサポート
- パソコン、スマホ、QRコードなど多岐にわたる回答方法
回答しやすくする項目は、オプション機能により実現する項目もありますが、予算に応じてすべての項目が実現可能です。「ASQ」は、柔軟にカスタマイズすることでサーベイの有用性をあげ、今後の課題を素早く・的確に見いだせる調査パッケージです。
モチベーションサーベイを検討する際は、課題を検知しやすい調査パッケージを利用し、自社の強み・弱みを把握しましょう。
執筆者
Humap編集局
株式会社アスマーク 経営企画部 Humap事業G
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