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この記事を読む方の中には
「派遣スタッフを受け入れたいが、面談で何をすればよいか分からない」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣スタッフとの顔合わせ面談についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
派遣スタッフとの顔合わせ面談とは、派遣社員を受け入れるときに実施する面談のことです。一般的に、短期派遣以外は実施しています。 面談は、候補者・派遣会社の担当者・派遣先企業の担当者の3者で実施します。一度に面談できる候補者の数は、募集人数までです。募集人数が1名の場合、一度に2名の候補者と面談すると、選考行為とみなされるため、1名ずつ面談を実施します。
派遣先企業は、労働者派遣法第26条6項により、派遣スタッフとの面談を禁止されています。これは、派遣先と派遣スタッフが直接契約していないためです。ただし、紹介予定派遣の場合は、派遣期間の終了後に直接契約する可能性があるため、例外的に認められています。
顔合わせ面談の目的は、勤務先でのミスマッチ防止です。派遣スタッフが長く勤務してくれるか、業務に必要なスキルが足りているかを確認します。顔合わせ面談であまりにも業務内容とスキルが合わない場合やマナーが悪い場合は、派遣会社へ合わない旨を相談することが可能です。 当社で行った「転職後の不満に関する」調査においても、面接時の説明と違いがあり、不満を感じる声があがっていました。面接時の説明不足がないよう、丁寧な準備が大切です。
顔合わせ面談は、派遣会社の担当者と候補者が事前に待ち合わせてから訪問するのが一般的です。本章は、訪問後の流れを解説します。なお、各ステップの順番に決まりはありません。
自己紹介は、スキルシートを提出し、口頭で簡単に経歴を説明してもらいます。次に、派遣先での業務内容や就業条件の確認です。事前に聞いてはいるものの、認識合わせのために実施します。質疑応答では、スキルシートの記載内容を元にして質問します。受け入れ企業の質問が終ったら、派遣スタッフから逆質問も可能です。 職場見学は、現場の雰囲気を知ってもらうために実施します。業務中の現場へ行くため、現場社員への事前周知が必要です。
顔合わせ面談の質疑応答では、経歴やスキル、就業条件について質問するのが一般的です。カテゴリ別にご紹介します。
経歴や職歴についての質問例は、次のとおりです。
仕事への解像度を見抜く質問例を用意しています。この資料にある質問をすれば、過去の仕事ぶりがうかがえるでしょう。ぜひご活用ください。
スキルや資格への質問例は、次のとおりです。
持っている資格やスキルは、シートを見れば一目瞭然です。上記の質問をすることで、スキルや資格の理解度と活用できるか否かが判断できるでしょう。
就業条件や職場環境についての質問例は、次のとおりです。
就業条件や職場環境は、意識合わせをしておきたい部分を質問します。特に、残業や繁忙期など、通常勤務以外の部分については、事前に意識合わせしておくべき事項です。
スムーズな顔合わせ面談のためには、4つのポイントがあります。
面談担当者の言動や態度は、企業イメージに直結します。担当者は、話しやすい雰囲気作りを心がけましょう。面談は、双方が気持ちよく働けるか否かを確認するために実施します。派遣スタッフも選考していることを意識することが大切です。話し方や態度、身だしなみに至るまで注意を払いましょう。 話しやすい雰囲気は、どんな態度や声かけをすればよいのでしょうか?理想の上司像に関する調査結果を配布しています。ぜひ顔合わせ面談にご活用ください。
派遣スタッフに依頼したい業務と候補者が持つスキルがマッチしていれば、順調なスタートが切れます。企業側においても、派遣社員への業務説明を最低限にできるのは大きなメリットです。業務内容とスキルがマッチしているかは慎重に判断しましょう。
NG質問には、人種・住所・子供の有無など適性・能力に関係のない個人的な情報や、宗教・人生観・趣味など思想に関する質問があります。個人的な情報とは、「本人に責任のない事項」として厚生労働省により定められており、原則として質問を禁止されています。
また、思想は、多様性を尊重し、本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)として定められています。面談では、業務がマッチするか否かを意識した質問を心がけましょう。
顔合わせ面談では、候補者側もこの企業で働きたいか否かを判断しています。候補者からの質問にそのばで明確に分かりやすく回答すれば、好印象かつ安心感を与えられます。 候補者からよくある質問に対する想定問答を作成し、準備しておきましょう。候補者からよくある質問は、次のとおりです。
業務量や流れ、職場の雰囲気などは、これから現場に入る候補者から見れば、一番の関心事です。候補者からの質問は、募集する業務によって変わる部分なので、面談の都度確認しておきましょう。
企業イメージに直結する顔合わせ面談は、職場の課題や魅力を正確に伝えるのが大切です。マイナスポイントを含めて正確な情報を提供しておけば、双方納得のうえ業務が開始できます。職場の魅力や課題は、事前に把握しておきましょう。職場の魅力や課題を把握するためには、従業員満足度調査が活用できます。
アスマークの「ASQ」は、職場の魅力と課題がひと目で分かる従業員満足度調査サービスです。職場の魅力と課題を把握するためには、ベンチマーク比較を参照しましょう。 全国の有職者1万人のアンケート結果を元にベンチマークデータを作成しています。当社保有のベンチマークデータを基準に、同業平均とのスコア比較が可能です。満足度と離職意向を多面的に分析することで、見えなかった本質の可視化が可能です。分析結果は、数値・グラフ・ポートフォリオなどを使って見やすいレポートを作成しています。ひと目で魅力や課題が分かるため、顔合わせ面談への活用が可能です。
施策提言まで込みの
真に役立つES調査パッケージ
派遣スタッフとの顔合わせは、ミスマッチ防止のために派遣スタッフと企業が行う面談を指します。派遣スタッフとの面接は、労働者派遣法に定められた禁止行為です。そこで、顔合わせを実施してスキルのマッチングを確認します。 面談で行うのは、自己紹介・就業条件の確認・質疑応答・職場見学の4ステップです。スムーズな面談のために、丁寧な言動や行動を心がけ、NG質問は避けましょう。 面談で自社の魅力や課題を適格に説明するには、事前の把握と準備が大切です。自社の魅力を把握するために、従業員満足度調査が活用できます。 顔合わせ面談のために、自社の長所や課題がひと目で分かるレポートが作成できる従業員満足度調査を活用してみてはいかがでしょうか。
株式会社アスマーク 営業部 Humap事業G