チーミングとは?成功のカギは物理的な距離を埋める在席管理ツールにあり

この記事を読む方の中には 「組織力を高めるためにもチーミングを実践したいが、何から取りかかればいいのだろうか?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、チーミングに基づく組織づくりについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

チーミングとは?

チーミングとは、チームワークの構築や最適化を模索し、実践し続けることです。
英語の「team」と進行形の「ing」を組み合わせた言葉を指していて、ハーバード大学の組織行動学者であるエイミー・C・エドモンドソンにより提唱されました。

 

チーミングが注目されている背景

チーミングという言葉は、2012年に提唱された概念です。
しかし近年、さらに注目されるようになりました。背景として考えられるのは、以下の2点です。

激しい市場の変化

終身雇用が中心だった以前の日本においては、メンバーを変えない固定のチームで業務を行うのが通例でした。
ですが、近年の市場は移り変わりが激しく、固定メンバーでの運用では市場の流れに対応しきれません。
そこで、新しい市場のニーズに柔軟に対応できるチームをつくることを目指す流れが生まれ、パフォーマンスの低下を防ぐ効果のあるチーミングが注目されるようになりました。

働き方改革

働き方改革により、リモートワークが促進され、同じチームのメンバーと顔を合わせる機会が減っています。
毎日顔を合わせることなく仕事を進めているため、チーム意識が低下している従業員も多いのではないでしょうか。

そのような背景から、対面でなくともチーム意識を持って仕事を進められる取り組みとして、チーミングが注目されています。

チーミングのメリットとデメリット

チーミングのメリット・デメリットをご紹介します。
それぞれを理解したうえでチーミングの導入を検討しましょう。

メリット

チーミングを導入する最大のメリットは「市場の変化に対応できる」ことです。
現在は、市場の流れが早いため、短期間で柔軟性のある組織が重宝されます。
そこで、チーミングを取り入れることで、移り変わりの激しい市場のニーズに対応できる強いチームがつくれます。

デメリット

チーミングのデメリットは、チームがうまく機能しない場合にパフォーマンスの低下を招く点です。
働き方改革の推進により在宅ワークが進み、チームメンバー同士には物理的な距離があります。
コミュニケーションがうまく取れなければ、パフォーマンスの低下を招き、生産性が下がる可能性があるのです。

チーミングに基づく組織づくりのポイント

チーミングの概念を取り入れた組織にするために、企業担当者が気を付けておきたいポイントがあります。いくつか挙げるので参考にしてください。

心理的安全性のある職場にする

「心理的安全性のある職場」とは、チームメンバー全員が不安を感じることなく発言・行動できる職場を指します。

発言したことがマイナスになるような状況では自分の発言・行動に対して不安を感じ、積極的な発言も難しくなります。
新たな発想が出ないのはもちろん、行動も制限されるためチーム内の雰囲気は停滞し、生産性も低下していきます。

そこで、チームメンバー全員の心理的安全性を担保できるチームが理想です。

失敗や経験を共有し、改善策を検討する

仕事で失敗しない人はいません。
ですが、失敗したときにこそ、同じ過ちを繰り返さないために改善策の検討が重要です。
また、失敗の原因や改善点はチームメンバーへ共有し、理解し合う必要があります。

心理的安全性が担保されているチームであれば、自分の失敗を臆することなく共有できるでしょう。

テレワークによる物理的な距離を埋める

テレワークは通勤時間がかからず柔軟な働き方ができる一方、物理的な距離があるため、チーム運営がしにくいというデメリットがあります。
このデメリットを埋めるためには、チームメンバーを身近に感じられる仕組みづくりが重要です。

チーミングを成功させるための取り組み3選

チーミングに取り組みたいと考えても、具体的に何から取り組めばよいのか分かりかねている方へ向けて、チーミングを成功させるための取り組み例をご紹介します。

ビジョンを明確にする

生産性を向上させ、チームの成果をあげるためには、チームワークが重要です。
チームワークを高めるためには、仕事のビジョンを明確にするとよいでしょう。
ビジョンが明確になれば、判断の指針にもなります。また、取り決めたビジョンはチーム全員へ周知し、理解・納得してもらうことが大切です。

素直に意見を言い合える環境をつくる

メンバー間で率直な意見交換ができる環境は、新たなアイデアが生まれやすくなるのはもちろん、失敗から学ぶことも多い傾向にあります。
業務の改善ペースも早いため、適切なチームと言えるでしょう。

チーミングを成功させる具体的な行動例としては、以下が考えられます。

  • 積極的に質問する 愚痴や不満は建設的な言葉に置き換える
  • マネジャーが自らの失敗や弱みをさらけ出し、チーム内に発言しやすい雰囲気をつくる
  • 自分の価値観・思いを積極的に言葉にして出す
  • チームメンバーへの感謝の気持ちを日常的に表す

上記の例は、心理的安全性の高いチームをつくるための行動です。
心理的安全性を高める行動は、チーミングを成功へ導くポイントとも言えるでしょう。

在席管理ツールの導入

チームメンバーを身近に感じられる仕組みづくりとして、在席管理ツールが有効です。
ツールを通じてチームメンバーの状況を把握することで、自然にチーム意識が芽生えます。ですが、在席管理ツールを内製化することは、時間・コストがかかるため、在席管理ツールをパッケージで導入することをおすすめします。

 

在席管理ツール「せきなび」でチーミングを推進

アスマークの在席&フリーアドレス管理システム「せきなび」は、チーミングの推進に効果的です。主な特徴は3つあります。

フリーアドレス・固定席・テレワーク全てに対応するステータス表示

「せきなび」で把握できるのは、フリーアドレスの座席位置だけにとどまりません。

「休憩」「在席」などのステータスを色で表示するので、チームメンバーの状況がひと目で把握可能です。
また、オフィスにいないメンバーは、リスト形式で表示されるため、出勤状況がすぐに分かります。

コミュニケーションにつながるプロフィール

「せきなび」の機能には、コミュニケーションを促進させる側面もあります。
画面内にある従業員名をカーソルをあてると、プロフィール情報が表示されるというもので、このプロフィール情報を利用すればコミュニケーションもよりスムーズになるでしょう。

プロジェクト内の雰囲気も明るいものに変わることが期待できます。
特に短期間のプロジェクトなどでは、コミュニケーションも成功へつながる大切なポイントになります。

「せきなび」は、チーム内のスムーズなコミュニケーションにも活用できるシステムです。

メンバーの予定把握に役立つスケジュール連携

「せきなび」は、GoogleカレンダーやMicrosoft365カレンダーと連携ができます。

「せきなび」の画面上でチームメンバーのカレンダーも閲覧できるので、それぞれの予定の把握にも便利。メンバーそれぞれの都合を考慮しつつ、ミーティングを設定したり、気軽なコミュニケーションを取ったりといった活用の仕方ができます。

また、チームメンバー全員がスケジュールにタスクをメモしておけば、互いにそれぞれのタスク進捗度が確認できるのも、このツールの大きなメリット。
スケジュール連携機能の活用によるプロジェクト運用も実現できてしまうのです。

 

在席状況の確認のほか、メンバーのスケジュールも把握できる 在席&フリーアドレス管理ツール「せきなび」

チーミングを成功させるコミュニケーションツールの1つとして、在席管理&フリーアドレス管理ツールを活用してみてはいかがでしょうか。

執筆者

Humap編集局

株式会社アスマーク 経営企画部 Humap事業G

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